3Dプリンター「UPシリーズ」一般的な3Dプリンターとの違いとは

3Dプリンター「UPシリーズ」と一般的な3Dプリンターとの違いを解説する記事です。
UPシリーズは、趣味で初めて3Dプリンターを使うビギナーから、業務で3Dプリンターを使うプロフェッショナルまで、さまざまなレイヤーの人たちのニーズに対応した3Dプリンターシリーズで、高性能高精度使いやすさと3拍子揃っていることから大きな注目を浴びています。

3Dプリンター「UPシリーズ」

3Dプリンター

3Dプリンター「UPシリーズ」は、趣味で初めて3Dプリンターを使うビギナーから、業務で3Dプリンターを使うプロフェッショナルまで、さまざまなレイヤーの人々のニーズに対応した3Dプリンターシリーズで、高機能、高精度、使いやすさと3拍子揃っていることから大きな注目を浴びています。
この記事では、樹脂を溶解して立体造形する、ごく一般的な造形法を採用しているUPシリーズと、同じような造形法を採用した一般的な3Dプリンターとの違いについて解説。また、UPシリーズを導入するメリットについてもご紹介します。

UPシリーズは誰でも使える高性能3Dプリンターラインアップ

UPシリーズの3Dプリンターは、一般的な家庭用3Dプリンターと変わらない造形法を採用していますが、その機能や精度、使いやすさといった点で大きく他のプリンターを引き離していることから多くの人に注目されています。まずは比較のためにUPシリーズの3Dプリンターが持つ特徴について整理しておきましょう。

3Dプリンター「UPシリーズ」の特徴

・使いやすい

UPシリーズの3Dプリンターは、その使いやすさが魅力の一つ。これはエントリー機種からフラッグシップモデルまでシリーズをとおして言えることです。使いやすさに影響している要素はいくつかありますが、主なものを挙げるとすれば「ソフトウェア」「キャリブレーション」などでしょうか。
ソフトウェアは、立体成型において欠かせませんが、これにはUP専用のものを用意。複雑な物体のプリントアウトに必要な3Dデータのスライスもかんたんに行うことができます。また、3Dデータの取り込みはWi-Fi、ワイヤレスLAN、USBメモリなどで手軽に行えます。
キャリブレーションに関しては、水平のガラスプレートの採用や、ベッドの高さ、ノズルの位置などを常に監視するセンサー等の働きにより、失敗のない、高精度な造形を可能にしています。

・高機能

UPシリーズの3Dプリンターは、他のマシンではあまり見かけない機能を装備していますが、その一つが「HEPA+活性炭フィルター」です。「3Dプリンターにフィルター?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、熱を使って樹脂を溶かす仕組みを持つ3Dプリンターではひじょうにうれしい機能なのです。熱を使って造形用の樹脂を溶かすと、何とも言えない独特の臭いが発生することが、同様の仕組みを持つ3Dプリンターの弱点でした。この弱点を克服するために導入されたのが「HEPA+活性炭フィルター」です。しかもUPシリーズ専用のフィラメントは、一般的なフィラメントよりも臭いが抑えられています。UPシリーズでは、すべてのモデルにこの機能的な仕組みが備えられています。
また、複雑な造形をする際に支えとなる「サポート材」の作り方にも特徴があります。UPシリーズでは、専用のソフトウェア「UP Studio」を使用しますが、サポート材は自動的に出力されます。同様の仕組みを採用している3Dプリンターでも、サポート材を自動的に生成するものはありますが、UPシリーズのサポート材は圧倒的に取り外しやすいのです。サポート材の取り外しは意外に難しく、失敗してせっかくの造形物を傷つけてしまうこともあるのですが、UPシリーズではこのような心配はありません。素手でかんたんに取り外しが可能です。

・高精度

3Dプリンターのプリント精度を量る指標の一つに「積層ピッチ」が挙げられます。積層ピッチは、3Dプリンターが造形を行う際、物体の「スライス」を1層ずつ積み重ねていきますが、その厚さのことです。値が小さければ小さいほど優れていることになりますが、UPシリーズではエントリーモデルの「UP mini2 ES」でマックス0.15 mm、フラッグシップモデルの「UP 300」でマックス0.05 mmという積層ピッチを実現しています。造形精度に関しては、他にもいくつかの要素が関係しているので、一概に積層ピッチが優れていれば造形精度が高いというわけではありませんが、無視できない指標であることは確かです。

一般的な家庭用3Dプリンターの特徴

続いて一般的な家庭用3Dプリンターの特徴について考えてみましょう。日本では2013年頃に3Dプリンターブームが到来。3Dプリンターが一般家庭にも浸透するようになった画期的な出来事でした。しかしその後、家庭用3Dプリンターはあまり普及することがなく、何か忘れられた感すらする寂しい状況が続きました。今でも家庭用の安価な3Dプリンターは手に入れることができます。もちろん、高い性能を持つ家庭用3Dプリンターもありますが、ほとんどはUPシリーズの比較対象となるものではありません。 一般的な家庭用3Dプリンターは、UPシリーズと同じような造形法(熱溶解積層方式)を採用しています。これは価格の安い3Dプリンターにほぼ共通した仕様ですが、まずメリットには、

「本体も材料も価格が安い」
「コンパクト」
「材料多彩でカラフルな造形が可能」


などが挙げられます。
デメリットはすでにご紹介しているものもありますが、

「造形精度が概して低く、表面仕上げに荒さが目立つ」
「サポート材を必要とする」
「フィラメントを溶かすときの臭いが強い」

などが挙げられます。
3Dプリンターブームが去った一つの理由として、一般家庭用3Dプリンターの造形品質があることは間違いありません。2014年頃には、この造形品質の問題がクローズアップされたこともあります。

UPシリーズと一般家庭用3Dプリンターを比較

UPシリーズの3Dプリンターは、熱を使ってフィラメントを溶かして積層造形するプリンターを、最先端のテクノロジーを取り入れることにより克服したマシンだと言えます。すでにUPシリーズの特徴として挙げたように、「キャリブレーションの改良」「専用ソフトウェアの整備」「臭いを抑える仕組みの導入」などにより、熱溶解積層方式にありがちだった弱点を一つひとつ改善していった結果、UPシリーズになったと言えるでしょう。現在販売されている中級から高級機種の家庭用3Dプリンターでは、UPシリーズのように業務用として使用することはなかなか難しいのが現状です。

高性能3Dプリンター「UPシリーズ」を導入するメリット

3Dプリンター

最後に高性能3Dプリンター「UPシリーズ」を導入するメリットについて考えてみましょう。

ビギナーにオススメの高性能3Dプリンター

もちろんビギナーにだけオススメなわけではありませんが、UPシリーズの使いやすさは、3Dプリンターに初めて触れる方でも操作がわかりやすいことにあります。

失敗しにくい

せっかく手に入れた3Dプリンターも、造形の失敗が続いてしまうと放置される…寂しいことです。これを防ぐためには「失敗しにくい3Dプリンター」を手に入れればいいのですが、UPシリーズの3Dプリンターには、失敗造形をできるだけ防ぐための仕組みが導入されています。

臭わない

熱溶解積層方式の宿命とも言えそうなフィラメントを溶かすときの異臭。UPシリーズの3Dプリンターには、この異臭を抑える仕組みが導入されています。
一般的な3Dプリンターと、家庭からプロユースまで幅広く対応可能なUPシリーズの3Dプリンターを比較してみました。家庭でも使えるサイズで「使いやすさ」「高機能」「高精度」を実現したUPシリーズ。ぜひそのクオリティを体感してください。